京都府の豊かな自然に囲まれた丹後半島は、その美しい海岸線や緑深い山々で知られ、多くの旅行者を魅了しています。
この地をドライブしていると、時には予期せぬ素敵な出会いがあります。そんな出会いの一つが、「Organic Cafe てんとうむしばたけ」というカフェでした。
以前から気になっていたこの場所に、ふとした縁で足を踏み入れることになりました。
店の外観は、のどかな風景に溶け込むような自然な造りで、入り口前の鶏小屋には一羽の雄鶏がくつろいでいました。
中に入ると、木を基調としたインテリアが温かみを放ち、訪れる人々を優しく迎え入れます。
てんとうむしばたけでは、自家農園で育てた有機野菜をふんだんに使ったメニューを提供しており、その日の新鮮な野菜を使った料理が楽しめます。
有機野菜のチーズケーキやティラミス、さらには大根ステーキや有機野菜のジェラートなど、目にも鮮やかな逸品が並びます。
私が注文したのは「丹後鮮魚のスペシャリテ」。サラダには人参ドレッシングがかかり、カリフラワーのポタージュ、そしてメインのスズキとサザエのトマトソース煮込みが提供されました。
野菜の甘みが引き立つこの料理は、口に入れるたびに丹後の大地の恵みを感じさせてくれました。
特に印象的だったのは、金時人参やかぶらなどの野菜がこれまでにないほど煮込まれ、その甘みと風味が深く感じられたことです。普段なかなか味わうことのできない、自然の豊かさを存分に楽しめる瞬間でした。
カフェはディナーも予約制で提供しており、さらに特別な体験ができそうです。
この地で有機農業を20年以上続ける梅本修氏によって作られたこの場所は、食べ物を通じて人と自然とのつながりを深めることを大切にしています。それは、てんとうむしばたけが提供する料理一つ一つに込められた愛情と、食べた人々に対する思いやりからも伝わってきます。
丹後を訪れた際には、是非Organic Cafe てんとうむしばたけで、心と体に優しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。自然の恵み溢れる料理を味わいながら、日常の喧騒を忘れ、ほっと一息つくことができるはずです。
そして、ここでの体験が、食との間での関係性を再発見する良い機会となるでしょう。地元で育てられた食材の豊かさと、それを活かした料理の素晴らしさを知ることができる場所です。あなたもこの美しいカフェで、心身ともにリフレッシュする体験をぜひともしてみてください。
Organic Cafe てんとうむしばたけは、京都府京丹後市弥栄町にある、梅本農場が運営するカフェです。
このカフェは、オーガニック野菜を中心としたメニューを提供しており、その野菜は同農場で栽培されたものです。
カフェは木曜日と金曜日が定休日で、営業時間は11時から16時までです 。